医健スタイル

人材ニーズは高まり、国の政策も動いています。

業界で活躍できる仕事

「作業療法士」という仕事を知っていますか?

リハビリや医療や福祉業界での仕事は何があるのかというと、医者、看護師、薬剤師、作業療法士、理学療法士、セラピスト、柔道整復師、鍼灸師、など様々です。なかでも、生活に障がいを持つすべての人に関わり、医療をはじめ、保健、福祉、教育、職業領域と幅広い分野で活躍している職種が「作業療法士」です。作業療法の対象となる人は、脳卒中などの体に障がいがある人や、躁うつなどの心に障がいがある人、脳性麻痺などの発達期に障がいのある子ども、認知症などの老年期に障がい」がある人です。子どもから高齢者まで、あらゆる場で必要とされる、まさに現代社会に欠かせない存在となっています。

雇用の状況

医療・福祉産業だけがプラスの雇用指数。

表1

厚生労働省が発表した平成21年度の常用雇用指数(期間を定めずに又は1ヵ月を超える期間を定めて雇われている者の数)では、製造業、卸売業・小売業、医療・福祉の3つの分野での雇用状況を数字で見ることができます。表に現れているように、医療・福祉産業の雇用状況は、前年比に比べて3・7%のアップ。表では、平成18年からの指数を確認することができますが毎年プラスの数値が出ているのは、医療・福祉産業のみなのです。ますます高齢化が進む日本では、やがて人口の4分の1が65歳以上の高齢者という超高齢社会を迎えることを考えると、これからも人材のニーズは高まると言えます。

政策の見直し・強化

介護報酬の改定でより働きやすくなっています。

表2

介護保険制度の施行に伴い、介護報酬改定が行われました。介護職員がよりよく労働できるよう介護職員処遇改善交付金がでるように見直されました。これは、介護職員の処遇改善に取り組む事業者に対して、平成23年度末までの間、介護職員(常勤換算)1人当たり月額平均1・5万円を交付するものです。厚生労働大臣は、平成24年度以降も介護職員の処遇改善に取り組んでいく旨の方針を国会の場等で示しており、引き続き政府として取り組みを進めていくと発表しています。表では、職種別に介護従事者の平均給与額の状況がわかります。ほとんどの職種で賃金の増加となっています。

やりがいの大きさ

患者様の自信と喜びが自分にとっても一番の喜び。

作業療法士は、身体障がい、精神障がいなど障がいを持った人が、人として充実した生活ができるように日常生活能力の向上や維持、低下予防を目的に治療を行うスペシャリストです。障がいを持っていることで社会生活が困難になっている人を、遊びやレクレーション、手工芸などを用いて、心身の機能回復や維持、開発を促していきます。患者様が“自分らしい”暮らしができることを目標に、作業療法士は深い思いやりの心をもって真剣に患者様と向かい合っていきます。今まで出来なかったことが出来るようになった、笑顔が取り戻せた、仕事に復帰できたなど、多くの作業療法士が患者様の喜ぶ姿を見て、仕事の誇りを実感しています。人と人の心が通い、お互いに喜びを分かちあえる素晴らしい仕事です。

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